■那珂川だより
2013.June 27th
タイトル/門出
散歩していると風はそれほど湿気を帯びてなくて爽やかなのが不思議です。家の中の方がジメジメだ。風を通した方がいいのか、湿気を取込まない方がいいのか。
私にとっては初めての姪の結婚式。
20代前半の結婚式は若々しく派手なイベントでした。去年手術に臨んだ母も孫の晴やかな姿に始終涙していました。
嬉しさの中で私が見ていたものは弟の姿。大切に育てた娘を嫁に出す父親の気持ちはどんなものなのだろうかと。姉弟としての弟しか知らないが父としての年月は私が知らない顔を作り出している。3時間余りのそれぞれの場面に娘への愛おしさを感じた。
長いつきあいの友人でも知らない部分がほとんどを締めている。姉弟でも同じで、長い人生の中で経験したこと味わった感情でその人が作られているんだなあ。
年を重ねる毎に父に似てくる穏やかな弟の顔である。
まもなく7月。梅雨明けも間近い。
2013.June 27th