■那珂川だより
2014.Aug. 18th
タイトル/やすらぎ
風の音で目覚めた朝。薄やみに茂ってきた萩が左右に大きくしなっている。ホンコンの葉裏の白がキラキラ光って美しい。起き上がって窓を開けると朝焼けが見事でした。
昨日は久しぶりの陽射し。でも日中も自然の風が心地良い。ウッドストックのウィンドウチャイムが澄みきった響きでスペースクリアリングしてくれる。肌で感じる以前のそよぎの存在。遠くで朝鶏の知らせ。
最近無音で過ごすことが多くなった気がする。静寂にいると 取り囲む音が耳に届いてくる。覚醒したばかりなのに 冴えてくる感覚を感じる。隣でわんこ達も自然の気配に耳をそばだてている。雨の量のためか家の回りの緑の勢いがすごくて亜熱帯化の様相。
八月も半分過ぎたところで 工房は緩やかに秋・冬の支度に入っている。尚早な気もするが手の仕事は時間を要する。初めての挑戦のことを考えると心臓が音を立て躯もきゅっと緊張する。「備えあれば憂い無し。」想像力をフルにして 後は体力勝負というところでしょうか。
本棚の肥やし化していた 「青山二郎文集」を読み始めたところで旧漢字につまずいている朝。
追記:誕生から旅立ちまで全ての時間を看取った姉に心からのねぎらいを込めて、ほんとうにお疲れさまでした。スリーピーまた会おうね♡
2014.Aug.18th
わらの蔵 怒庵さんも載ってます。
電子book「南畑の本」