■那珂川だより
2014.Oct.1st
タイトル/仕込み瀬戸際
キンモクセイの芳香漂う庭は柔らかな陽射しの中で始まっている紅葉を確認し、雨が降り始めた夜は金属的な虫の声を聞いている。
忙中の美容院で11月のイルミネーションオブジェの話になって、胸がキュイ~ンと縮こまった。完全な備えが何より成功をもたらす。初めての試みの話をライティングプロデューサーM氏からいただいて、躊躇したり一旦断ったり、激論したりの日々があった。やったことはないけど これまでもそんな時はたくさんあったじゃないかと。
それぞれにチャンスをくださる人との出合いや繋がりがあって 手を伸ばし掴んだ星の手触りも憶えた。話が先に進んでいき、主催会社の有能な女性精鋭陣がこちらのコンセプトに呼応ししっかりと考えてくださっていることや昔の仲間や回りのプロが実現したいアイデアを支えてくれる喜び。
「備えあれば憂い無し」までにはまだまだほど遠いが歩みは着実である。
昨日は浜松の高校生の修学旅行道中での「ステンドグラス制作体験」で素敵なlady達が手仕事を楽しんでくれた。その後、個展に向けての荷造り。身体はへとへとだけど心は元気な神無月の始まりです。
2014.Oct.1st
個展のお知らせも。
10月2日~7日まで 佐世保玉屋美術サロンにて一年ぶりの個展を開催致します。
「硝子友禅」 作家として何度目かの個展のタイトルで、今回もう一度その作品テーマで創ってみました。大好きなフリモントの色無地(イメージ)に山野草を描いてランプや衝立を制作中です。
フリモントはアメリカシアトルにあるハンドメイドのガラスメーカーで代表のジムさんがアーティスティックで今一番美しいガラスを作っています。昔からここのガラスのファンでしたが、近年は届く表情の美しさに魅了されて さあこの一枚でどんな作品を作ろうかと心ときめくのです♪
参考:フリモント社はアメリカワシントン州、シアトルにある吹きガラスのメーカーです。
フリモント社のガラスは吹きガラス作家Jim Flanagan氏により、昔ながらの伝統的な手法で1枚1枚丁寧にハンドメイドされたアンティークグラスです。世界でも他に類を見ない彼の素晴らしい感性、そして確かな技術と長年の経験の中から生み出されるアートグラスは最高品質の艶と輝きを放ち、世界中のグラスアーティストを魅了しています。また、その美しさは日々進化しており、出荷ごとに新しいスタイル、新しいデザインが登場。全てとても価値のある、希少な1枚です。by メリーゴーランドグラス引用)
急に寒くなりましたね。皆さま、風邪と蚊には気を付けてお過ごしください。
2014.Oct.1st