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■那珂川だより
2008.DECEMBER
タイトル／命を考える
大変でした。
12月14日の夜中ヤシテが変です。ドタッと音がして目覚めたらヤシテが動けずにいます。家具の足にしっぽがはさまったのだなと
思ってしっぽを引き抜いたところ 足下に失禁。珍しいこと。と思ってタオルで拭いて 一旦電気を消して寝たのですがなんか気になって
もう一度電気をつけて声をかけたところ 起き上がれません。歯を食いしばって息も荒い。
これは変と思い 姉を呼んで２人で抱き上げ動物救急病院へ。
心臓とそれを囲む膜の間に膿液が溜っていて心臓を圧迫しているらしい。かなり危険な状態だそう。
たぶん股関節だろうと（ゴールデンには多い） 命に別状は無いだろうとタカをくくっていたので 動揺。
注射で抜く。エコーを見ていても 繊細で困難な治療。 ５時間の間80ccもの血液を抜いて行く。途中歯茎がまっ白になり冷たい息をする。
泣くばかりで何もできない。生きて連れて帰る事はできないかもと思ったりした。 ただ 励ました。もう少し頑張って生きてと
容態は明け方やや安定してきて 出血も収まって行く。
7時に救急病院を出て かかりつけの医師のところに その日一日立ち上がれずにいたが 夜9時過ぎみんなに支えられて初めておしっこ。
一週間経って 奇跡の日々。
食欲も出てきて お散歩も喜んで・・・ 少しの時間で心臓の疾患を見つけてくれた 若い女医さん。体位を変えて施術する方向を模索し精一杯の
事を何時間もしてくださった救急病院の先生達の命に対する真摯な態度に頭が下がります。助けていただいた命を大切にします。
彼も12年で人間だと80歳近い。 犬生が幸せだったと思えるよう 一緒に過ごし沢山楽しい事をやろうね。
この二週間はヤシテのことばかりで過ごしました。年末なんて吹っ飛んでいましたが 仕事納めです。
来年は二つの個展に那珂川町の「五陵展」、ステンドグラス九州会の作家展と かなり忙しくなりそうです。 とにかく一日一日を大切に
自分の出来る事を力の限りやり抜くのみです。
暗いニュースばかりが聞こえてくる今日この頃ですが いずれにしろ後藤の出来る事は「ガラスのこと」だけ。
直視して精一杯創って行きます。
皆様にとりましても 明るい新年になりますように
