■那珂川だより
2009.APRIL
タイトル/五陵展
爽やかな新緑の眩しい日曜「五陵展」オープニングです。
新聞などの報道のお蔭で大勢の方が出かけて下さいました。いつも楽しみにしているのは お客様との会話もそうですが 出品者との意見交換というか 「制作の想い」です。皆さんお忙しい方ばかりなので おひとりおひとりとゆっくりお話しできる時間がなかなか持てないので この期とばかり質問攻めにします(笑)そういうお話や創る事に対する真摯な姿勢を見てまた刺激を受け 力も湧いてくるのです。
那珂川町にはたくさんのアーティストがこの地を選び住んで活動しています。「なぜ那珂川なんですか?」という問いをよく受けます。
季節により風が変わる瞬間に気づいたり、芽吹きというシーンを目の当たりにしたり、雪の香りを感じたりしながら創作することが望ましいと信じています。それはそういう環境にいなかったからこそ そう思うのかもしれません。シアトルに短い期間でしたが学んだ時にそういう中でものを創る事のシアワセというか身の有り様を体験しました。そしてその理想の地を13年前に私はここ那珂川に見つけられました。
今回展の為に制作した作品の窓パネルが後ろに紅葉の新緑を受けて在ります。私の好きなフランクロイド・ライトの窓のように この窓は外部と内部を遮断するのではなく、外の風景を自然に取り入れて内の空気と融和し 心に安らぎを感じて眺めていただけるような窓になったかもとにんまりしています。
この展の為にご尽力頂いているたくさんの方に感謝です。
2009.Apr.19