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ステンドグラスのウェーブGグラス工房ブログ
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■那珂川だより

2010.OCTOBER

タイトル/「出会い」という縁し(えにし)

7月の倉敷でオーダー頂いたH山嬢が法事で帰郷の折 出来上がりを見に来て下さった。仕事明けのまま 大阪からのドライブ6時間余り。少し年下の彼女は既に3店舗の料理屋のオーナーで来春丹波で新店舗の開店準備を始めている。語り口調の柔らかさと会った時の控えめな印象からはそのバイタリティをうかがい知る事はできなかった。その時オーダー受けたのがガラスを何層にも積み上げてその断面を見せる立体的なランプだった。ただその全長が1mという大きさだったのでバランスや過重の調整でかなり手間取り 2ヶ月余り経過してしまっていた。ようやくエンドが見えてお電話したところ 都合良く福岡入りとなったのだ。そこからラッキィは始まっていたのかも。作品を見たH山氏は新店舗がバームクーヘンの店であること、地元再生の企画コンペで丹波の食材や近くに在る欅に強烈に魅かれて(彼女の実家は小石原の大きな銘木店であるのだ)その地で事業を始める事を願って叶った事を話してくれた。情熱的に♥。そしてここに出来上がった灯りのイメージが実に「バームクーヘン」だった。見たとたんに鳥肌が立ったといわれた。7月末の時点では何も決まっていなかったから。こちらもその話を聞いてゾクッとした。なんとも縁のあることよ。以前作ったサンドブラストの「Breeze」という作品がお店の看板に決まって二つの作品が新しい場所で一緒にハジマル。すべての出会いには意味があるんだなあ、やっぱり

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まさにバウムクーヘン!?

出会いというと4日 朝思いついてLEDのパーツを買いに天神に走って 店の階段を降りたところで近所の彫刻家T中氏とばったり出逢った。まあなんという偶然と言って 帰りご一緒することに。師の要望で柳橋経由で帰途中、急におしゃべりが止まったので不思議に思って横を向くと師が気を失って苦しそうに痙攣していた。心臓疾患をお持ちなのを知っていたので もうこちらはパニック。信号停止していた時だったので 前のタクシーに救急車を呼んでくれるように助けを求めて運転手さんと振り返ると 助手席には意識を戻した師が何事かとキョトンとした顔でこちらを見ている。「大丈夫ですか?先生 今意識が無かったんですよ!」というが、もう大丈夫だとのこと。聴けば朝から胃カメラを飲んで検診して食事もしていないから貧血を起こしたのだろうということ。オロナミンが飲みたいと言われたので店に寄ったが 冷蔵庫を開ける自分の手が動揺で震えていた。安心したのも束の間で しばらく走るとまた顔色が悪くなり冷や汗も出て具合が悪そうで 吐き気もきて車を止め背中をさする。生あくびも出ていて 脳かもと思ってとにかく速く病院へ行かなければと心ばかりがはやる。
老司近くの師のかかりつけに転がり込んで様子を話して診療に入る。夫人にも電話で状況を伝えて、点滴に入った師を預けて・・・10分後はT夫人に直接状況説明。話している間に遭遇した大変な時間に涙が溢れてしかたなかった。(動揺して何もできなかった事にも)点滴を終え無事に帰宅された師から電話をいただいてようやく安心。お二人にあの場所で会えた事の偶然を感謝された。一分違えば出会いも変わるというが、もしそうなら今度の事はともかく良かった。来年のアクロスでの三人展も決まっている。どうぞお大事にしていただきたい。まだまだ教えを請う事が多くあるのだから。2010.Oct.9th

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チカプだけの椅子取りゲーム!
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外の緑があるから美しい

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